アストレイアは、正義を守る女神です。彼女が生まれた頃、この地上は「金」の時代と言われ、野には果物や穀物が溢れている平和の時代でした。 ところが、「銀」の時代が来ると人々の間に貧富の差ができ、人の物を盗んだり、争ったりし始めました。
そこで、正義を守る女神アストレイアは、「天秤」を使って穀物を正しく計り人々に平等に分配しました。こうして争うことのないよう、公平な裁定をしました。
しかし、「銅」の時代が訪れると、人々は、暴力で人殺しをし始めました。それまで地上にいた神々は、これを見て人間と暮らすことを諦め、天上に昇っていきました。